超溺愛ブラコン妹の彼氏

「口にしちゃったぁ。でもぉ空那の唇、柔らかかったょ?」

「そぉ?んじゃいつでもしていぃからね♪俺の唇は紗輝ちゃんだけのものだからっ」

「その台詞は彼女に言うものじゃない?」

「俺は紗輝ちゃんさえいてくれれば何もいりませぇん!」

妹に言うべきでない発言をさらっと言ってのけた空那。

少しずつ離される私と空那の距離。

だけど私の顔は赤いはず。
見られるのを阻止する為しがみついた。

「紗〜輝ちゃん顔見せて?」

耳元で囁かれた。

軽く首を左右に振る私。

「見せてくれないのぉ?」
またまた軽く今度は頷く私。

そしたら冷たい感触が首に感じた。

次に耳元で感じた。

耳だからリアルに音まで聞こえてくる。

キス…されてる

今ごろになって気付く私。
紗輝…紗輝…

何て呼ばれてるし。

いつも紗輝ちゃんなのに…何で今は呼び捨て??

いつしかキスはオデコに…
そして私の顔は空那に両手で挟まれていた。

目・鼻へとキスは移り…

空那は時折目を開けて私を見てた。

私はそんな空那の妖艶さに看取られて

「紗輝ちゃん、そんな目で見ないで?俺おかしくなりそぅだから…」

と言い口にキスをし抱き締められた。

「だってぇ一杯キスしてくるし紗輝何て呼ばれてるしし…気がついたら目あいてて…空那…エロかったょ?」

「そんな俺どぅ思う?」

「かっこいぃ。エロぃけどお兄だけど…ドキドキした…」

「そっか…またしてあげるね♪」

突然、空那が離れ

「真っ赤な紗輝ちゃん可愛い!!髪の毛乾かそうね♪」
極上スマイルを見せドライヤーで乾かし始めた。

「おっいぃねぇ紗輝ちゃん。専属のヘアさんいて♪」
パパがお風呂から出てきた。