超溺愛ブラコン妹の彼氏

「空那気は確か?」

「うん。みー君仲良くしてね?」

極上スマイルをみー君に投げ掛けた空那。

「ははっみー君空那に捕まったね。んでもっみー君なら空那の隣許してあげる♪」

「はぃ!?」

「拒否権なしだょ?」
と空那

「はい。お土産。されるがままだね?でも優しいから空那も世那も。あっパパもね?何の心配もなしょ。パパとのドライブ楽しんでね♪」

「ありがとぅ。今日は楽しかった。紗・輝」

私の目を見て言ってくれた。

恥ずかしげに…

ストレートじゃなく紗・輝何てくぎっちゃって…

気がついたらみー君が見えなくなってた。

涙が止めどなく溢れてくる。

「ありがどぅ。最後に…ちゃんと…目を見て…言ってぐれてうれぢぃ」

と泣きながらお礼を述べた私。

「あぁあ、みー君泣かしたぁ」
と空那。

そしてパパ登場。

「紗輝ちゃん!どしたぁ?美景君との別れがおしいの?」

頭をポンポンして私の顔を覗いた。

ブンブン首を振る私。

嗚咽を洩らしながら

「違うの…みーぐんが…紗・輝って呼んでぐれだのぉ。ざっぎも…ドイレ案内じだ時に言ってぐれたんだげど…ドアごじだったがら…」

「ふぅんそっかぁ。嬉し泣きだねぇ。願いが叶って良かったじゃない?」

空那に目配せし私の体は空那の体に包まれた。

そのままの体制で

「みー君ありがとぅ。だから私みー君て呼ぶのやめるね…」

「やめなくていいょ。兄貴達だってそぅ呼んでるし?」

「でも約束だから…」

「いぃって。だから明日からは放課後教室で言った事守るから!」

何だっけと考えていたら車のクラクションが鳴った。
パパの合図。

「みー君用意出来てる?また明日ね?おやすみ♪」

と空那。

「また来てね。お休み、みー君♪」

と空那に抱き締められたままで言う私。