何も言わないあたしに確信したのか、 あたしが先生を好きだという態で話し始めた。 「俺、ほんとに美香の事好きなんだ。だから、美香が俺の事好きじゃないって思った。 美香が俺と付き合うって言った時嬉しさの中に淋しさがあったんだ。」 秀太…… 「先生の事好きだっていうのも、付き合う前から知ってたし………付き合ってからも、美香は俺じゃなくて先生の事見てたの分かってた。」 『違う!あたし、ちゃんと秀太の事っ―――』 「違わないよ!!」 秀太の声が階段に響いた。 .