『……っ、泣いて…ない、もん…;』



涙がいっぱい溢れてなかなか声が出ない。




「泣いてるじゃん。そんなに痛かった?」





ううん、と首を思いっきり振った。





ますます泣いてる意味が分からなくなった先生は、


「何かあったの?」



と、あたしの隣の椅子に座った。






あぁ、完璧呆れてるだろうと先生をちらっと見た。




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