体育祭までは、ほんとに大忙しだった。





でも、いいこともあった。




作業が遅くなって先生が家まで送ってくれた。




ほかの生徒もいたけど、先生の車に初めて乗れた事に感動した。




しかも、助手席だった。






『先生…あたし彼女じゃないのに、助手席乗っちゃっていいの？』



後ろでワイワイやってる男子に聞こえないようにコソッと先生に言った。




｢お前は生徒だから、いいの（笑）それに今隣乗せるやつもいないもん。｣



少し、いじけたように言った。






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