18歳という
大人に一つ近付いた誕生日は
あたしを底無し沼へと引きずり落とした。
あぁ、そうか。
これが本当の
神様からあたしへの罰なんだ。
あたしの一番大切な
一番愛しい人を
傷付ける。
そうゆう事でしょ?
ねぇ、答えてよ。
「……っ。」
溢れ出した涙は
床に水滴を広げて
あたしの心に
影を落としてゆく。
もう全てが
真っ黒で。
闇があたしを支配して
底無し沼へと沈める。
傷はどんどん深みを増して
決してあたしを許してはくれないんだ。
もう、全てが嫌だった。
この現実も
今の苦しみも悲しみも
あたしには受け止められない。
そうくん―――…
どうか、生きて。

