ちょッ


宙?



いきなり真剣な瞳であたしを見てる。



どうして?



「俺が言ったこと、本当だから。俺は叶愛と気まずくなりたくねーし、叶愛を好きな気持ちは誰にも負けねつもり。」



「そ...ら?」



「ゆっくり考えていいから。叶愛が俺をそういう目で見てないの知ってるだけど、俺…まってるから。」



「...宙。」



「っうし!それだけ!じゃあ、あいつらに気づかれる前に、普通に戻れよ!」



ポンポンとあたしの頭をなでる。



「ッ///」



それからあたしは苦笑いで笑いながらその場をすごした。




馬鹿だな...あたし。



ごめんね。宙、あたしわからないの。自分の気持ち…



宙といると楽しいよ?


でも楽しいと思うことが恋なのかな?



・・・・・・・・




『お前は俺のものだから』




ッ///




だから!なんであいつが出てくるのよ!




授業中ずっとあたしは頭を抱えていた。