なッ///なんであいつが出てくんのよッ!


星桜は…大っきらいなんだから。



ッと、とりあえず!朱夏に話さないとねっ!



《・・・・はい?叶愛?》



《しゅ、朱夏?ごめんね!今日は!》



《あ-気にしないでってば♪許す!で?星桜くんとはどうだったのよ?》



《し、星桜とは...何も。それよりもさっ!》



あたしは朱夏に今日あったことを全部話した。
朱夏は黙って聞いてくれて話しやすかったし、なによりも悩んでることを言えたおかげですっごい気持ちが楽になったみたい…。



《どうすればいいんだろ...あたし。》



《…でもそれってどういうことなんだろ?星桜くんと宙って昔会ったことあったりする?》


昔?

んー


男子の関係はわかんないんだよね。


実は朱夏より宙のほうがあたしは付き合いが長い。
宙は家が隣で4歳か5歳の時から一緒。

でも...そんな昔なんて覚えてないし...



《わかんない。ごめんね…。》



《まあ、そりゃそうだよね。普通は。...宙が叶愛を好きだっていうのは知ってたし、いつかこうなるだろ~なぁって、思ってたけどさ。》


《そうらしいね。あたし…ぜんぜん気付かなかったよ。》




ほんと、あたしって鈍感なのかな?
でも...本気でまったくわかんなかったんだよ。




《やっぱり、告白の事に関したら、叶愛の心次第だよね?》




《あたしの心?》