「俺、ちっちぇ時からずっと叶愛の事好きだった。気づいてないのたぶん叶愛だけだから。朱夏は俺の気持ち知ってたっぽいしな。」



え?え?え?


待って!ッ宙が?あたしのこと?


びっくりで何も言えないよ...。



「...だからあいつには渡さない。絶対に。」




っ////



こんな真剣な顔で見られたら―――。


//////


なんでだろう。
今まで宙の事...幼馴染としか見てなかった。
だけど今宙を見たら――――


//////



告白されたせい?


放心状態で立っているあたしになにか重いものが...



「なに?ついに告白された?叶愛ちゃん。」




げっ!星桜っ!!



なんてタイミング...



「驚いた顔してるけどさ。まさか入口まで来てって行った俺の言葉理解できてない?」




ピキッ



「うっさいっ!なんなの?そっちこそ!こっちは大迷惑なんだからっ!」



なんかわかんないけど...ある意味星桜には感謝。
あのままだったらあたしきっと動けなかったもん。



「星桜...いい加減叶愛から離れろよ。お前…叶愛に近づく資格ねーだろ。」