甘味処

げっ!あの裏王子...いつのまにあたしの携帯に登録してたのっ!??

しかもなにげに自分の事、様づけだし…



・・・・



無視したらキレるよねぇ...
やっぱ出るか!




「なに!?あたし今めちゃめちゃ楽しんでるんですけど??」


…うわっ声でかすぎたかも。
宙びっくりしてこっち見てるし...



「は?...俺がせっかく電話してやったのにその態度なに?」



っ!なんて俺様な性格なの?こいつ...。
ありえないっ!
てゆーかあたしの質問シカトですか??


「うっさい!あたしの質問...答えてよね!!」


そうよ!まず何の用か言ってくれないとッ!


「...今どこ?」


「へ?今どこって...○×遊園地だけど。。」


って!あたしなにちゃんと答えてるの!?


あたしって...馬鹿?←



「そう...わかった。じゃ、あと10分で着くから、入口で待ってろ。命令、以上。」



そう早口で言って星桜は電話を切った。


・・・・・・


何がどうなってるの?


あと10分?入口まってろ?イコール星桜が来る?


やばいッッ!なんかわかんないけどッやばい気がする!

あたしはベンチから立ち上がって、

「宙ッ!ごめんッあたしちょっと行くとこあるから!ほんっとごめんッ!また連絡入れるからッ」


と言って、入口に向かおうとした。