あたしは屋上に来ていた。


星桜の馬鹿!...もうここ以外どこにいるのかわからないよ...。
なんでこんな時にかぎって...!


どこにもいないのよぉ!


いっぱい話す事...あるのに...!
あやまらなきゃいけないのにっ!





「...星桜どこよぉ。馬鹿...ぁ」




「馬鹿に馬鹿って言われたくねーよ。馬鹿」




「うっさいッ!!」



ッって...この声は...。



「し・・・お・・・ん?」



「おお。俺様だけど?何か?」




余裕そうに壁に寄り掛かって言う星桜。
なんか久しぶりだね。





「あの...星桜。」



あやまらなきゃッごめんなさいって...。



「ごめん...ね。あの時、酷いこと言っちゃって。」








『あんたなんか...!!どうせ女の子とヤりまくってるあんたなんか!!あの男と一緒で...裏の性格のあるあんたなんか...!!大っきらい!!
あんたとのキスなんて汚いからしたくないのッ!もう...あたしに近づかないで!!』







最低だった。
まだはっきりと覚えてる...
自分でありえない事を言ってしまったから。



「素直じゃん。めずらしい...」



「ッ!!!!うっさい///」



「嘘。俺も悪かったよ。」