叶愛は最近俺を避けている。
ぷらす元気がない気がする。


無視をするとキスする。の条件はあるけど

避けるとキスする。の条件はない。



でも、俺も一応考えているわけで、
なるべく見つからないように叶愛を観察していた。



「お前...ストーカ-?」



・・・今は純の声も気にしない。
もちろん、あとでボコるけど。




あいつ...。手おかしーよな。
手袋って...夏にはめるものだっけ?



頬も少し赤くなってる気がする。






何か...あったな。






俺は...もっと早く気付いてやれればよかったんだ。










叶愛がどれだけ辛い思いをしていたなんて知りも知らずに――。