「何が最悪って?」




俺は叶愛をおもいっきり自分の方に引き寄せた。
壁の間で叶愛はキョどる。

それに、たぶん今までのイラつきがあったのか、
自分でもよくわからない顔で叶愛を見下げる。




「おい。なんで無視すんだよ。」



俺は低い声で叶愛に近づきながら言った。




「あ...あたしは星桜が嫌いなんだから無視するのッ!!なにか文句でも?」



っぷ




顔真っ赤だろ。嘘バレバレだし。




いちお俺は『シカトしたらキスする』という条件を付けといた。




なんか叶愛に無視されるとやっぱショックっつーかね...。