『あなた達のクラスの桜田さんおかしいですね?
どうゆうことおこってるのか教えてほしいな。』



「って...で、あたし...達このクラスのこと言っちゃって。そしたら...」




『...そうですか。ありがとう。
あなた達は桜田さんが嫌いなわけじゃないんですよね?
だったら助けてあげてください。きっとあなた達を許してくれると思います。』




「って言ってて、それで...」




そうだったんだ...。
星桜にあたし...あんなひどいこと言っちゃったのに...。



「いいよッ許すも何も怖かっただけなんだよ。みんなあやまってくれてありがとう。」



あたしは笑顔で言った。



「あ...あと。少し気になることを言ってたような...」



「な...何?」



「『俺も手打たなきゃな...』って小声だからよく聞き取れなかったんですけど...たぶんそう言ってたと。」



「ちょっといつもとちがう感じだったからびっくりしたよね...」



「うんうん。いつもは王子様ッって感じだけど、さっきの感じは俺様ッって感じだったよね。」



あ...あいつ、裏でちゃってるよ。



ん?
手って...



「ねぇ!それで...星桜がその事言ってたのっていつ??」


あたしは大きな声でその子達に問いただした。

無意識で星桜って言っちゃっけど今は気にしない。