バシッ
...ったぁ。
おもいっきり叩かれて椅子からおちちゃった。
「あー。キモい顔。この顔でよく星桜くんの前にでれるねー?」
「ちょっとぉ!聖菜~手汚いから洗ってきたら?」
みんなあたしを見下げてくる...。
一人じゃなんにもできないくせに...。
「そうねーみんなも一緒にいこー♪こいつと一緒の空気いるだけで汚れてるんだからッ!手洗わないと。」
「~そうだよね!行く行くー♪」
「きったな~いッ」
「あははははっまじお前このクラスから消えろよ。キモいから♪あたしも行く―」
そんな言葉をあたしにぶつけて、みんな行ってしまった。
その子達が怖くて別に星桜が好きじゃない子も行ったみたい。
結局...あたしは、一人でなんにもできなかったんだ―――。
