「・・・・・・・」


さっきからあたしの携帯を使って、
メール?を打っている星桜。
片手であたしの口をふさいで、
もう片方で器用にメール?をしている。



てゆーか誰にメールしてんの!!??


「んーんー!!」



ッ!しゃべりたいのに!!



「はい。おっけい。」





?



なんかいきなり携帯返された…。


こいつのやることすべて
さっぱりわかんない!
あたしは、朱夏達と早く帰りたいのに!!

っと、目で星桜に訴えると、
口に置いていた手を離してくれた。



「ぷはあっ!ちょっと!どうゆうつもりよッッ!」



あたしはめえいっぱい
あいつを押して離れた。
こんなとこ女子にみられたらたまったもんじゃない!!


「お前…城田に俺の裏言っただろ?約束やぶったくせに、はむかえるんだ?」



…。



「…ッい、今その話もちこむの卑怯よッ!」





...あれは確かにそうだけどッ!





「ってこんなことしてる場合じゃないっ!!
朱夏達は!?」



そうだよ!
あたしみんなと帰る約束してんのにっ!


あたしは、下足箱のほうを見た。



「あ、あれ…?いない…?」





ひどッ!
...まさかそのまま帰っちゃったの…?



もう一回見てみる。





「...やっぱ…いないぃ...(涙」








この薄情者共め―――ッ!