...ジロッ





女子の視線があたしに突き刺さる...。
教室にいる女子だけじゃなくて
、廊下で星桜を待っているファンにも睨まれるあたし。





ヒィィッッ!!!
あたしは無関係-ッ!
最悪だ。あんな裏表男あたし嫌いだもん。





「ねぇ...叶愛?...マジでだいじょうぶ?」





朱夏は、切り替え早いよなぁ。
...よかった。
朱夏まであいつの裏に騙されたらあたしの居場所ないよ...。






「だいじょうぶ!…じゃないかな。視線半端ないし...」







ハァ-。





なんかあたし星桜が来てからいいことないかも...。





「だよね-しごい視線。
でも気いつけてよ?女の嫉妬ってホンット怖いからッ!」




…わかってる。
でもそこまで...だよね?

それに、睨まれるくらいなんとかだいじょうぶだし...。


「とりあえずどうやって誤解とこっかな…
あたしは無関係!
ただ買い物の途中会っただけの知り合いだって…。」





「そんなゆっくり考えていい問題じゃないと思うけどなぁ...。」






あたしはそこまで嫉妬という感情をしらないから…
この時女子の行動がどれだけひどいかなんて
思ってなかったんだ―――。