キス...?


あぁ!







「...プッ...キスぐらいで、んな赤くならなくてよくね?」



しかも舌入ってね―のに。
まあ、それだけ叶愛が男しらね―って
ことだからいいけど。



「ッキスぐらいってなによ!
女の子もてあそんでるあんたに言われたくないしッ!!」



もてあそんでる?俺って傍からそう見えるのか?

そりゃ、心外だな。


俺は叶愛の腕を自分のほうに引っ張った。


「...叶愛。俺そんな奴に、見える?」



お前にだけは、...そう見られたくね―んだよ。