「なんだよ。お前ら付き合って…「違うってば!」



はあ?って顔であたしを見る。







ちょっとおもしろいかも。
こんな星桜めったに見れないし。

貴重なショットだ。


あたしは思い切り大きな声で



「あたし宙と付き合ってないんだって!」



星桜はいつもと全く違う顔。
口がポカーンってあいてる。



「お前。冗談うざいから。」


ハッって気がついたみたいに我に戻って
手で顔を隠しながらつぶやいた。


むかついた。

すこしイラつきを込めた口調で言った。


「なんで冗談言うのよ。
あれはこれからも大切な親友でいてくれるって言う友情のハグだし。」


まぁ…大翔とは違う友情って言われちゃったけどね…。



「本気かよ。」



「本気だよ。」



星桜は、なぜかあたしに背を向けて自分の頭をたたいた。





「んで」




「は?」



「どうする?」


ちょ…
切り替える早。


「何が」



「叶愛の事だよ。」



「…っ」


やっぱりそっちだよね。



あたし的に星桜のほうも気になるんだけど、
今一番心を占めているのはお母さんのこと。



あたしが口を開くのを待っている星桜。

あたしは…



「…聞きたい。」



「…」


「本当にお母さんはずっと、
そうゆうことをしていたのか。…聞きたい。」


「…」


「でも…怖いという思いもある。」