「叶愛言えたの?」

朱夏が心配そうに聞いてきた。


「うん。いちお、誘えた。」



「そっか。ちゃんと言いなよ?
自分の気持ちしっかり伝えてね?」



「わかってる…。大丈夫だよ。」



朱夏は心配性だよね。
まあ、そうさせてんのは
あたしなんだけど…。。



ゴミ袋を捨てに行ってると
星桜発見。


そういや、星桜と喋ってないな…

ボーっと中庭のお花を眺めてる。


なんか変な感じ、星桜に花って。


「しーおーん?どうしたの?
ちゃんと掃除してよー!」



「…」



シカト!?無視!?
最悪。ありえないこいつ!



「ねー!聞いてる?星桜!」



「うるさい」



「は?」



「うるさいんだよ。
俺はお前みたいにお気楽じゃねんだ。」



そう言うと星桜は
ベンチで横になった。



ムカつく。
なんなの?いきなり。
お気楽ってなに?
こっちはそのマ逆よ馬鹿星桜!


「あーそうですか!!
すいませんね!お気楽で!
でもこっちは
放課後のことで......」


ぁ…
宙の事は星桜には言っちゃだめだ…。



「…ッ!じゃあね!」



あたしは星桜にそう言い
中庭を離れた。
























「俺…ダサすぎだろ。




放課後・・・・か。」









星桜はそう言って教室に帰った。