「おはよ-っ」
遅刻......じゃないじゃん。
時間ぜんぜんあるし。
焦って損したかも。
「おはよ!叶愛…大丈夫なの?」
朱夏とか大翔には全部話した。
二人ともすごく心配してくれて
親友がこの二人でよかったってホント思ったんだ。
「ぜんぜん平気!星桜とも普通に朝喋ったし!」
普通じゃないけどね…
「じゃあさー叶井くんってずっと前から、
叶愛の事好きだったんじゃないの?」
「はあ?」
いきなり何言いだすんだあたしの親友はっ!
にっこり笑ってあたしをガン見してくるし...。
「そりゃあ、キス…は、してくるけど星桜の事だから、
きっとそんな深い感情もってないだろうし…。」
「それ、ちょっと違うと思うんだけどなぁ…。
うん、まぁそれは後でいいや。
じゃあさ!叶愛はどうなの?
叶井くんの事どう思ってんのよ!?」
・・・・あたし?
「あたしは…やっぱり星桜は幼馴染で、
大切な家族だから…」
ずっと仲良くしていたいし。
「本当にそれだけ?」
