「・・・・・・」


なぜか沈黙。

なんか言えよ。気まずいじゃん。


「あたし…言ったから!もう学校行っていいでしょ!!」



「お前には勝てねえわ」




グィッ



「ひゃっ!?…ふっ......んン......!」



息をするためにあけた口の中に
スルッと入ってくる星桜の舌。


あたしの脚の間に足を入れて
座れないようにしてくる。




5分くらいたって、



「ハァハァ...!!」




やっと長いキスが終わった。

あたしは肩を上下に大きく揺らしながら言う。



「馬鹿星桜…!答えたらしないって言ってたのは誰よ。」




「しらね。叶愛がそんな事言うのがわるいんだよ。」



「はあ!?」


なんっつー自己中心的な理由を…。



「早く行かないと遅刻するぞ。」



は!



やばい!そうだ!学校!




「じゃ、また学校で!ばいばい!」


学校を思い出して星桜にそう言うと、
あたしは走って行った。