甘味処

「遊園地!?行きたい!...だけどそれが終わったら星桜とはお別れなんだよね?」


「じゃあ、俺行かなくてもいい。」



「あたしもっ!」



「・・・・二人とも、それじゃあ星桜くんも困ると思うわよ?」


叶愛のお母さんは優しく二人に言う。



「「・・・ぇ?」」



「星桜くんは将来のために行くの。叶愛達が優しく笑って見送ってくれたほうが、きっと嬉しいとおもうわ。」



「星桜のため…なんだね…ゎ.かったぁ....」



「わかったよ。」



泣くのを必死に我慢する二人、すると...



「俺のためにありがとな。」





「「星桜!!!」」




「ッねえ!星桜どこ行きたい??」



「え...?」



「お別れ遠足!星桜が行きたいところ行こうよっ!」



「んじゃあ動物園。」



「やっぱり!星桜は乗り物嫌いだもんねーっ♪」



にこにこと明るくいう叶愛。


だけど――――この時




あんなひどいことが起こるなんて






だれも思ってなかった―――――。