「ちょっ!とっちゃんッ!!転入生ってこの人!!?」




嫌!やだやだー無理不可拒否ーッッ!
冗談だよね。うん。幻覚だ。
あいつが嫌いだから見てるんだ。嫌すぎて!






うん。納得!←





「おう!桜田、知り合いか?
叶井 星桜(かない しおん)だ。
今日から俺の生徒だからー」







Orz...
ま、まってください。とっちゃんさん…。







「じゃッ!叶井、桜田と城田が学校案内してくれるからっ!」





にこにこしながら去って行くとっちゃん。




本気で人でなしだねとっちゃん。






…さて。そ―いや、朱夏は?



「ねねッ?星桜くんって叶愛の知り合い?」



ちょ。



「朱夏っな、に聞いてッ…!?」



「はい。昨日夕方、助けていただきました♪本当に感謝していますッ」






ピキッ



そんなこと思ってないくせに。
裏のあんたなら絶対、
『あー昨日へんな勘違いした馬鹿な他人だ。』
とか言ってるよね…





あいかわらずの裏表。
やっぱりこの人嫌いだ。




朱夏はイケメン大好きだから、
べらべら1人でしゃべってる。



あたしは話したくないから黙ってると、



叶井が小声で




「また会ったな。KY娘。」



「///!!!!!」



と、耳打ちしてきた。

あいかわらずムカつくやつだけど、
不覚にもあたしは、耳元の声にドキッとしてしまった。

てゆーかKYってなに!?
そんな言葉もう古いからっ!←



「っどうしてこの学校にいるの!?変態!二重人格!ストーカー!」


ほんと…なんで?
たまたまにしたらできすぎてるじゃん!

こんな人と1秒でもいっしょにいたくないのに!






「ハァ。ちょっとは静かにできない?」








グイッッ!!