「!!!!」


かなりキョドってる叶愛。
まあ、告白されたのはわかるけど、


見てたし。



はっきりいって安心した。
叶愛がわからないって言ったから。



「…わかんない。突然すぎて...何もかも、あたしまだ混乱状態って感じで…。しかも宙…なんかずっと変だったから冗談かも知んないじゃん??だから…」



冗談?



冗談なわけねーじゃん。

あいつはずっとお前一筋だったんだ。
ずっとお前を気遣っていて。。


「…冗談なわけねーだろ。」



「へ？」



「あいつはあいつで、いろいろ考えてやっと告白したんだよ。…冗談って言葉で片付けるな。それはお前が答えるのに逃げてるからだろ。」



違う。



逃げているのはきっと俺だ。



宙にこいつを取られたいのか。
俺はあきらめたいのか。


答えから逃げている。



だけど、






宙の気持ちは本気で―――。








俺は―――――。