「あのさ…俺がいる前で自分の世界に入らないでくれる?」
「へ?あ、すいません。」
「もういいや。ほら、行くぞ。」
行くってどこに……?
ってか、この目の前に停まってる大きくて長くて黒い車は何?
これって世間でいう
“リムジン”
って奴だよね…?
「ちょっ…先輩?」
先輩はこんな車、見慣れた雰囲気で乗り込む。
またそれが結構様になっていて…
ってそうじゃなくて…!
リムジンって言えばめっちゃ高級だよ?!
タクシーじゃないんだし…
そんなことを考えているうちに、もう車内に入っていた。
車内は豪華な部屋のよう。
あたしならここで暮らせるって言いたいぐらい。
「琉依様が女性を連れて来られるなんて初めてでございますね。」
たぶん、運転しているのは執事さん。
その執事さんがこんなことを言った。

