「ありがとうございました。」
先輩の涼しげな声と共に、無情にも走り去っていくタクシー。
なんか運転手さん、窓から手出して振ってるし…(笑)
って…そんなことはどうでも良くて……
「先輩…!」
「どした?そんなに怖い顔して。」
そ、そんなに怖い顔してるかな…?
じゃあスマイルスマイル……
ってえぇ!
そうじゃなくて…
「なんで家まで来てるんですか?!」
「なんでって…俺達そういう仲じゃん?」
いやいや…
そういう仲って何…?
大体、先輩には学園の寮部屋があるでしょうが…!!
「しばらく通うことにした。」
「は…?」
通うって…
どこに?
「葵にまた逃げられたら嫌だし。まぁ、逃がしてやるつもりは更々ないけど。ちゃんと、葵にお母さんに許可もらったから大丈夫。」
なんか今
突っ込むところがいっぱいあった…
まず…逃がす、逃がさないとか、あたしは鳥じゃない!
そりゃ、名字は白鳥だけど…
それと、お母さん…!!
何勝手に許可してんの?!
こんな野獣を家にいれたら……
読者の皆さんならどうなるかわかりますよね?
お父さんがこの場にいたら失神してるよ。
絶対。

