「と、とにかく離れるんだ…!!」
まだ言うか…
先輩はずっとあたしを抱っこしたまま、
とうとう空港まで着いてきちゃいました。
お父さんとお母さんは忙しくて、もう帰るんだとか……
寂しいっちゃ寂しいんだけど…
「じゃあ、またね。」
「葵〜そんな男、お父さんは許さないからな!!」
はいはい。
勝手に言っててください。
「葵は俺なしじゃ生きてけないし、許されなくても良いですよ。」
「こ、こら…!」
「ほらお父さん行くわよ!琉依君、葵またね!」
なかなか行かないお父さんの手を引いて、空港の奥へと入って行った。
先輩も、お父さんの感情を逆撫でするようなこと言わないでよね…
「だってしょうがないだろ?本当のことだし。」
「勝手にあたしの心の中を読むなぁ…!!」

