「……ッ…」
えっ…?
微かに吐息が乱れた。
「…ッ……先、輩…」
葵の呟いた一言が
胸に染みた。
葵が生きているという安堵感が涙となって頬を伝った。
葵がフッと笑った。
「…なんで泣いてるんですか?」
「お前のせいだろ?」
「そんなこと…」
そう笑うと、毛布を顔の下までかぶって反対側を向いてしまった。
そんな仕草さえも可愛くて、思わず微笑んでしまう。
「なぁ、葵?」
「へ…?」
「愛してるよ。」
「んなッ…////」
伝えたかったら伝える。
今回のことで俺が学んだこと。
恥ずかしがってる場合じゃない。
「体は大丈夫か?」
「あ、はい。たぶん…」
まぁ、大丈夫なはずないけど…
とにかくこんなに話せれば平気だろ。
「葵、話がある。」

