その翌日だった。
今が朝なのか、夜なのかさえもわからない。
葵がいなくなってしまったショックと
何も出来ない苛立ちとで
頭がおかしくなりそうだった。
なんか情けないな…俺
女の為にこんな気持ちになったのは初めてかもしれない。
「…琉依。」
「……なんだよ…」
その後に続く言葉が嘘ならいいって
何度もそう願った。
それなのに、あまりにも悲しすぎる現実はありありと目の前に突き付けられた。
「葵ちゃんが……事故にあったらしいです…」
時が止まった。
悲しげな翼の声色が事実を嘘じゃないと物語っていた。
「事故って……なんでだよ…?!」
「知りません。でも…かなりの重傷で意識が戻らないそうです…」
重傷…?
意識が戻らない…?
なんで葵が?
嘘、だろ……?

