イケメン倶楽部




俺は葵の後ろに回り込んで、抱きしめた。



「ひゃっ…!」



葵の驚いた声が聞こえた。



それが余計に俺の気持ちを高ぶらせる。



普段なら恥ずかしくて言えない台詞も、今なら言える気がした。





「…俺に恋してますか?」
「…ッ……!」



葵の顔が更に赤く染まる。



そして



「……ッ…!////」



葵がふと、こっちを向いた。



ヤバい…



ヤバいだろ…



絶対に今の俺の顔



真っ赤に染まってる…





葵の顔が段々近づいて、



唇に温かいものが触れた。



「してますよ。…ずっと」



突然の出来事に、俺の心拍数は急上昇した。



いつもは子供っぽい葵が、とても大人に見えた。




これが初めてなわけじゃないのに、



まるで初恋みたいに



不器用で何も出来なくなる。




「一生離してやんねぇから。」



やっと、口を開いて言えた言葉は



俺の本心。



葵が俺を嫌いになって突き放しても



俺が離さない。





この時は本気でそう思っていた。