なんで俺が翼の知り合いの相手なんかしなきゃいけねぇんだよ…
大体、知らない相手とニコニコ話せるほど今の精神状態は落ち着いてないからな?
さっきまで、あんなにキレてたわけだし。
知らない相手だったら追い出そうと、玄関へ歩みを進めた。
「お客様って誰……ッ…」
玄関に立っていたのは紛れもなく、
今一番会いたかった
葵の姿だった。
葵が倒れたと聞いて、心配だったけど、
結局、見舞いに行くことが出来ないまま、葵は回復した。
「な…なんでここに…」
「先輩に大事な話があるんです。」
「大事な…話……」
葵の顔はいつもよりも真剣で
思わず瞳を反らしてしまった。

