「俺のことが?ちゃんと言ってくれなきゃわかんねぇんだけど?」
絶対わかってる…!
わかっててあたしに意地悪してるんだ!!!
もう一度、先輩はあたしの耳元で試すように呟いた。
「Be in love with me?」
滑らかな発音。
でも…
なんて言ったの…??
「その顔は理解出来てないみたいだな?」
だって分かんないんだもん…
英語と理科は大の苦手科目なんです…!
「特別に教えてやるよ。」
先輩は意地悪そうに微笑むとあたしの後ろに回った。
な、何…?
「ひゃっ…!」
先輩の少し硬い腕が首の周りを包む。
あたしのドキドキが聞こえているんじゃないか…
そのくらい、先輩の存在が近くにあった。
甘い吐息が微かに聞こえて、あたしの緊張は最上級だった。

