イケメン倶楽部




「な…なんでここに…」
「先輩に大事な話があるんです。」
「大事な…話……」



前にも一度入ったことのある部屋だけど、なんだかおかしい。



本棚の中に綺麗に立て掛けてあったはずの本は乱れて床に落ちているし



コップや皿が割れている。



「…これって……」
「ちょっと女が暴れてさ……」



暴れたって……



普通の女の人が暴れたってこんなに酷いことにはならないよね…



相当な何か理由があったとか…



「そんなことより……話って何?」
「あの…えっと……あたし…先輩のことが……」



いざとなると、言葉が詰まって出てこない。



それに…



先輩の顔がすぐ近くにあって



少し動けば、唇がついてしまいそう…




こんな状況で告白なんて出来るはずがない。