「やっぱりそうみたいですね。琉依なら、中にいますよ。」
「あ、あの…」
“出来るなら二人だけにしてほしい”
そんな気持ちが伝わったのか、玉城先輩はあたしに向かって微笑むと
部屋の中に向き直った。
「琉依。僕は出かけて来ますから、お客様の相手をお願いします。それでは…」
「頑張ってくださいね。」
そう言いながら、先輩はどこかへと出かけて行った。
「お客様って誰……ッ…」
部屋から出てきた琉依先輩は、あたしを見て目を丸くしている。
だって、最後に会ったのは、あの手紙のことがばれた時……
それから、一度も会っていなかった。
ううん。
あたしが先輩を避けていたんだ。

