真治はまだ戸惑いを隠せずにいる。
あたしはそんな真治に向かって、微笑んだ。
「え…」
「ありがとう。」
「お、俺は…」
「でも、もうあたしのことは気にしないでいいから。」
皆に言われたら…
きっとあたしはめげちゃう。
あたしは……強くないから。
思い出だけで十分、なんて言えないから。
皆に嫌われる勇気もないから…
だから…
あたしにはこう言うしかない。
「本当、気にしないで。」
ねぇ、真治?
短い間だったけど、あたしはとっても楽しかったよ?
最初はどうなることかと思ったけど…
真治や優斗、愁…
皆のおかげでとても楽しい思い出が出来た。
ねぇ、真治…
あたしは今、笑えていますか…?
君の心配がなくなるぐらいに、笑えていますか?
「えっ…?」

