「ん…」
「やっと目覚ましたんか?」
ここは……?
目の前には心配そうに覗きこんでいる爽のあんまり見慣れない綺麗な顔。
そして、白い天井。
頭を動かそうとすると、目の奥の方がズキッと痛んだ。
「学園の医務室や。葵、倒れたんやで?軽い疲労やって言っとったけど……二、三日は安静にしときや。」
疲労…
そういえば最近、少し寝てなかったかも…
はぁ…
結局、また学園に戻って来ちゃったんだ…
「優斗達も心配しとったで?俺、ちょっと呼んでくるわ。……えっ…?」
あたしは咄嗟に爽の腕を掴んだ。
「お願い……行かないで…」
「でも…」
爽はあたしとカーテンの間であたふたしている。
それでもあたしは手を離さなかった。
「あたし……皆にあわせる顔がない…」
「それが必死で走り回って捜してあげた人に対する言葉?」
「え…?」

