「ほら行くぞ!」
「あ、はい…!!」
急いで前を歩いている先輩達を追いかけた。
ふと、横を見る。
先輩はさっきまで速く歩いていたにも関わらず、今はゆっくり歩いている。
まるであたしの歩く速度に合わせているかのように……
って…なわけないよね…!!
「…んな見つめんなよ。」
「み、見つめてないです…!!」
なんか一瞬でも優しいとか
ドキッとして損したかも……
その後、イタリアから日本行きの飛行機に乗ったのはいいものの……
「き、気持ち悪い…」
「大丈夫、葵?」
大丈夫じゃないかも…
「調子にのってはしゃぐからじゃねぇの?」
「はしゃいでなんかない…!」
って言い返したいとこだけど……
今はそんな元気さえない。

