なんだか先輩があたしに距離を置いている気がする。 ただの気のせいかもしれない。 ……けど、 なんか寂しい…… 「…俺、もう帰る。」 「え?今来たばっかりなのに…」 優斗の言葉を背中で聞きながら、部屋のドアを開けた。 廊下には誰もいない。 そんな道をあたしはひたすら部屋に向かって走った。 部屋につくと何もせずにベッドへと入って横になった。 なんだか嫌な胸騒ぎがするんだ… そのせいか、この日眠れることはなかった。