「っ…」 駿の背中に回したあたしの手の先端が透けていた。 駿に気づいてもらえた瞬間、 死なずにすんだのかな? なんてはかない期待をしたけれど そうじゃないことは一番自分が分かっていた。 あぁ… せっかく気づいてもらえたのに。 大好きな人の温もりを感じられたのに。 時間切れなの? あたしきっと 消えちゃうんだ。