いつも美菜といたベンチに座った。 いつものように 美菜に隣で名前を呼ばれた気がして 隣を見た。 でも美菜はいない。 ここにはいない。 いや、もうどこにもいない。 俺のせいだ 俺が一人で帰らしたからだ… 美菜… 美菜。 今、どこにいるんだ? なにしてるんだ? 浮かんでくるのは 笑った顔 怒った顔 泣いた顔 困った顔 コロコロと表情を変える大好きな美菜の顔。