得体のしらないなにかから逃げるように走りつづけた。 誰か… 誰か、嘘だって言ってくれよ。 気づいたらよく美菜ときた学校裏の公園にいた。 激しく息がきれている。 苦しい… いっそ、 このまま息が止まってしまえばいいのに。 と思う反面 体中で息を整えようとしてる自分が嫌になる。 すこし落ち着くと どうしようもない現実が蘇る。 数時間前まで いつもとかわらない時を過ごしていた。 「美菜…」