急いでついてくけど 駿はだんだん速歩きになって 走り出した。 サッカー部で毎日走ってる駿は足が速くて あたしがいくら疲れないからっていっても ついていくのに必死。 「駿!!待ってよ!!」 何回呼びかけても 振り向きもせず 靴のまま校舎に駆け込んで 無理矢理屋上のドアを開けた駿にやっと追いついた。