「ぅわぁぁぁぁあッッ!!!!」 行くあてもないまま 逃げるように走った。 長距離は苦手なのに 息もあがらなくて、 あたしは ‘疲れる’ という感覚も忘れちゃったみたい。 走りつづけて 気がついたら 駿との思い出の場所まで来ていた。