それから順調に試合を進め、時間は午後十二時。 「見てた?俺の見事なシュートは」 「おう」 「なんだよ、その反応~」 「感心してるんだよ」 「感心してる割には、素っ気ねぇ返事だな」 日向はブイブイ文句を言いタオルを首に巻きつける。 翠はそれを見て微笑んでいる。 わおっ! 翠が日向を見て微笑んでいる! 私と一緒にいるときは微笑まなかったくせに。 ……もしかして……こっちの人!?(←ゲイってことです)