なのに、どういう風の吹きまわしだろう。 まぁ一人で行くのも、アレだし。 翠と行くっていうのも新鮮でいいかもね。 「わかった。ちょっと待ってて」 翠の腕を引っ張り家に入れる。 「ママ、ちょっと相手しててね!」 ママに翠を任せて私は再びキッチンに戻った。 翠さんよ……今だけママの餌食になってください! ごめんなさい! 今はお弁当、作るのに集中しなきゃ。