「ってことでこれは楓に譲る」

そう言って持っていたお弁当を楓に渡した。



楓は……嬉しそうだね。
よかった、よかった。



「くるみ、楽しみにしとくから」

頭をポンっと軽く叩いて楓を引きずって行く日向。



…………。

カァァァァァーッ


そ、そんなことされたら……うるさい日向でも……ドキドキしちゃうよ。



こうしてお弁当、争奪戦は幕を閉じたのでした☆