―――――五分経過。 「さっさと負けろよ、楓」 「いーやーだ!僕のお弁当だもん」 「お前のじゃねぇ」 「ふんっ」 いつまで、やるつもりですかー。 お昼終わっちゃいますよー。 「二人とも、くるみのことが好きなのね」 「はっ?」 「見ててわからない?」 わ、わかんない。 ただお腹が空いてるうるさい二人ってことだけしか。