そして、それに気付かせてくれた千佳ちゃんに感謝! お昼が楽しみ~。 その日は、いつものお昼よりも楽しみに思えた。 ―――――お昼休み。 「よっしゃー!お弁当だー!」 カバンからうさぎに包まれたお弁当を取りだした。 「千佳ちゃん、早く、早くっ」 「はいはい、ちょっと待ってね」 千佳ちゃんはノートと教科書を机の中に詰め込んでお弁当を取りだした。 「お、美味しそうー……」 ジュルルルルッ やばいっ。よだれが出てきた。