「信じるよ」 信じるもなにも、涼子ちゃんは勉強を教えてもらってただけ。 やましいことは何一つ、してない。 そんなの彼女の目を見ればわかる。 でも、ムカつく~。 僕の涼子ちゃんに近づくなんて……。 「その証拠に、……はい」 びっしりとノートに書かれている公式。